アイスランド火山情報

カトラ山の噴火はいつ?アイスランドの火山事情を憂える

最近の度重なる地震、洪水、噴火で、多くの人たちが心配している:いつ、どのくらいの期間カトラは噴火するのか?!2011年7月31日のIceland Reviewの記事が皆さんの疑問に答えています。

噴火期間の長さは?
カトラ山はミールダルスヨクトル氷河にある火山でアイスランドの最初の入植より20回噴火している。噴火期間の長さは2週間から4ヶ月。最新の噴火は1918年で24日間続き、1823年の噴火は28日。史上最大のカトラ火山の噴火のときは1755年で120日間続いた。

エイヤフィヤトラ火山噴火の後に続く?
カトラの噴火はしばしばエイヤフィヤトラヨークトルの噴火の後に起こっている。たとえば1821年の噴火。エイヤフィヤトラヨークトルの噴火にカトラ噴火が続くときは、その噴火から2年以内に噴火している

洪水を伴う?
最後に視覚で確認されたカトラの噴火から93年たっているが、ある地質学者は1955年に小さい噴火が氷河の下で起こってムーラクビースル(Múlakvísl)の洪水を引き起こしているいっている。先月2011年7月9日、ムーラクビースルの洪水が起きて橋を押し流した。ひょっとするとこれが火山が噴火する圧力を軽減させているかもしれない。
Mulakvisl

噴火周期は?
カトラの噴火周期は平均で50年で、最長で80年の期間が空いている。もっとも短いのは14年である。

予想される噴火の時期は?!
多くの人たちがカトラの噴火時期を予想している。これはそれほど今に始まったことではない。2004年ある地質学者はカトラの噴火は3年以内に起こり、5年以内に起こる可能性は非常に高い、といっていた。

噴火は予測するのは大変難しく、アイスランドの有名な地質学者、シグムンドル・ソーラリンソンは、確信を持っていえる唯一のことは、噴火は毎日近づいているということである、と1975年に語っている。

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次の噴火はカトラかヘクラか、はたまた・・・アイスランドの火山は熱い

アイスランドが熱い?!

7月6日に火山性の震動(?)が感知されて噴火が警戒されたヘクラ(Hekla)山は、7日には沈静化して火急の噴火の危険はなくなった。といっても、周期的に見ればいつ噴火してもおかしくないが。

ほっとしたのもつかの間、8日の夜、今度はミールダルス氷河(Mýrdalsjökull )にあるカトラ(Katla)火山のカルデラの氷河が溶けて大洪水を起こしたもよう。あとでぽっかりと氷河に穴が開いているのが上空から確認されている。

こちらは8日の夜から明け方にかけて(日本時間9日午前5時くらいから昼過ぎくらいまで)地震が観測され、小さな洪水の後に一気に大きな洪水が起こって、環状1号線に架かる128メートルの橋がなぎ倒され流されてしまった。(地図下の×

110715katla_flood

原因はカトラ火山の噴火なのか地熱の上昇なのか調査中だが、どうも噴火ではなかったらしい。しかしながら、カトラ火山の監視を強化するに越したことはないということで、引き続き観察が続いている。カトラ山の噴火は前回は1918年でかなり大きかったらしい。

そうしているうちにこんどは14日、バトナ氷河(Vatnajökull)付近で揺れが観測され、氷河の北西部近隣の湖沼(地図上の×)の水位が70センチ上昇している。マグマが氷底火山で動いている可能性も否めないとのことで現在調査中。このあたりの火山は厚さ300メートルの氷河の下に火口があるので、噴火するとかなりの規模の洪水が起こることが懸念される。

ところで橋をなぎ倒した洪水、住民や観光客は避難して無事だったが、流された道路および橋の被害総額5億クローナ(430万ドル、時価3.1億円)也。アイスランド赤十字では電話1本1500クローナで寄付を受付中。一人当たり1000円の被害。

復旧工事は急ピッチで進められているが、山道の迂回路は4、5時間かかる悪路であるため、現在特殊車両が車や人の搬送にあたっている。

110712car_on_track         トラックで川を渡る車両と、

110712bridge_under_construc 仮設の橋の建設のようす(Molgunbraðiðのビデオより)

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アイスランド、ヘクラ火山は短気な火山。噴火は近い?

ヘクラ(Hekla)火山周辺のセンサーが異常を感知しているとの一報が入ったのが7月6日12時ごろ(日本時間で7月6日21時ごろ)。おニューのセンサーがとてもよく反応しているようです。これが火山の予兆ではないかと世界を騒がせているようです。

Hekla

ヘクラ火山は、昨年噴火して航空網を麻痺させたエイヤフィヤトラヨークトル火山の北に位置し、中世には「地獄の門」と恐れられてきたアイスランドの火山で、ここのところほぼ10年おきに噴火するアイスランドでももっとも活発な火山です。

この火山は通常、噴火の予兆から噴火までが短い火山で、前回の2000年の噴火にはマグマ噴出のほんの1時間半前に地震が観測されています。(1970年のときはたった25分前)もし今回の異常計測が予兆だとすると、これは最も長い前触れであるとのこと。

ヘクラ山では18回の噴火が推測されていますが、いくつかは甚大な被害をもたらした巨大な噴火だったようです。

1510年の噴火は相当強烈で、火山弾が40キロはなれたところまで飛んでいます。1693年の噴火は7ヶ月続き、とてつもない量の火山灰が降り注ぎ火山泥流や津波まで引き起こし、たくさんの家畜や、サケ、マス、ライチョウなど多くの野生動物が犠牲になりました。また細かい火山灰はノルウェーまで到達しています。そして1766年の噴火にいたっては2年にわたって続き、多くの家畜や魚が死に、噴火によって最大50センチの火山弾が15キロ20キロ先まで噴出し、解けた斜面の雪が洪水を引き起こしています。

脅してどうする。

前の噴火からはや11年。いつ噴火してもおかしくありません。噴火するものは噴火するのです。時間と規模の問題ですね。

どうぞ、お手柔らかに。

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アイスランド火山噴火は何処へ?

110522grimsvotn_eruption 先週末2011年5月21日に噴火が始まり、どーんと高度20キロまで火山灰を吹き上げたアイスランドの火山グリムスボトン(Grímsvötn )の噴火は、見る見るうちに小さくなり現在水蒸気とわずかに河口付近に火山灰を撒き散らすほどの規模になった。氷河が解けて引き起こされる洪水の心配もなさそうだ。

いったいあれはなんだったのだろうか。

専門家はグリムスボトン火山の噴火は間違いなく1947年に噴火したヘクラ山の噴火以来の最大の噴火で、最初の24時間で噴き上げた噴出物は昨年のエイヤフィヤトラヨークトルが40日間で発生した火山灰や火山弾の量を上回ったという。またこの噴火の規模は通常のカトラ火山の噴火と同じ規模に当たるという。

なーんだ。カトラ山ってこんなものか。

110523grimsvotn_ash2          雷とともに吹き上がる火山灰(2011.5.23)

いやいや、ここで終わったからありがたいのである。
今回の火山灰を調査すると、エイヤフィヤトラヨークトル噴火の火山灰ほどではないが粒子が細かいという。50から60パーセントの火山灰は微細火山灰の規定の60マイクロメートル以下のであることがわかっている。
火山灰は軽く、何日も空中に存在する可能性がある。健康保護の規制値は火山灰のサンプルによっても異なるが、10マイクロメートルまでで、今回の含有率は5から10パーセント。ちなみエイヤフィヤトラヨークトルの火山灰は20パーセントを超えていた。

とはいえ火山灰はほとんどが玄武岩でケイ素の割合はそれほど高くないが、「このタイプの灰は飛行機のエンジンに取り込まれると解け、エンジンのより温度が低いところでは固まるので、エンジンの故障を引き起こしかねない」、という専門家の話である。

結構やっかいだ。

今回の火山灰は、最初の24時間で噴出された火山灰はいったんグリーンランド方向に流れたが、もう一度戻ってきてヨーロッパやイギリス方面に流れている。いまごろドイツあたりらしい。

そんな噴火だったから、イギリスのウェブサイトの一コマ風刺漫画では、ビジネスマンが噴火する火山を見上げているところで、地面に突き刺したコックを閉めているアイスランド人に「よし、このへんで少し閉めといてやろう。しかし、もし借金の返済の話をまた持ちだそうものなら・・・」と言わせている。

そういえば去年も噴火はアイスセーブ法案が国民投票で御破算になったあとだった。あのときは「欲しいといったのはcash(お金)でash(灰)ではない」と言うジョークが巷を苦笑させていた。

この噴火もあとで笑い話になればよいが、この火山灰で牧草地の被害は結構出ているようだ。

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アイスランドの新たな火山(Grímsvötn)噴火始まる

アイスランドの火山がまたもや噴火!
こんどは Grímsvötn (グリームスボトン)というバトナ氷河の火山です。(読み易くてよかった~)

2011年5月21日土曜日の17:30(現地時間)に噴火が始まり、21:00ごろには頂上の氷河を突き抜けて火山灰が高度20キロメートルに達し、アイスランドの空に広がっていきました。

110522grimsvotn_eruption

今回の噴火はここ100年でもっとも大きな噴火となったようで、昨年のEyjafjallajökull(エイヤフィヤトラヨークトル)の噴火よりもマグマの量も火山灰の量も多く、アイスランドのいたるところに飛び散っています。

翌朝7:00には地元のキルキュバイヤルクロイストゥル(Kirkjubæjarklaustur)が視界ゼロ、真っ暗になり(この時期のアイスランドはとっても明るいはずなのです)14:00くらいまで出歩けなかったとか。

その噴煙は遠くフーサビクでも観察できたとのこと。アクレイリにも灰は到達し、レイキャビクには20:00ごろに観測されたとのことです。

この影響で22日はケプラビーク国際空港の閉鎖が決まりました。

この火山は60年から80年周期で活発に活動する期間と、あまり活発でない期間(閑静期)とを繰り返しています。この閑静期では1998年、2004年のように小規模な噴火を周期的に起こすが、3回から4回に一度は今回のような大きな噴火をするといいます。想定内とはいうものの、さすがに今回の火山灰の高さには驚いているようです。

火山灰は21日には高度20キロまで吹き上げられましたが、22日朝には15キロメートルになり、夕方にはすでに前回の噴火と同レベルの10から11キロメートルまで下がっています。火山灰の飛散は何日も続かないだろうと予想されますが、そこは自然のなせる業。

(追記)ただし今回の噴火の火山灰は昨年のエイヤフィヤトラヨークトルのものよりも重いので、昨年のように高く舞い上がって問題をおこすものではないだろうということです。

110522grimsvotn_eruption2      高々と吹き上げられ四散する火山灰

220522darkness1      火山灰であたりは真っ暗闇に

220522darkness2      家畜の上にも火山灰は降り積もり

220522darkness3_2 牧場は家畜の屋内退避を急ぐ(Iceland Review掲載ビデオはこちら

火山灰には汚染物質などは含まれていませんが、部屋の窓やドアはしっかり締め切ることが勧められています。それでも火山灰は入り込んでくると言うので、厄介なものです。

ちなみに、この火山は昨年の噴火とは独立した活動をしていて、もちろん多くの方が恐れるカトラ山の噴火とも連動してはいませんのでご安心を。

あらためてアイスランドのみなさん、お見舞い申し上げます。

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アイスランド火山、Time2010年流行語トップ10入り

「Time」発表の2010年の流行語(Top 10 Buzzwords)に「Eyjafjallajokull(えいやふぃやとらよーくとる)」がトップ10入り、第4位を獲得。第1位はあの南アフリカ・ワールドカップで話題を集めた「ブブゼラ」。

なんで4位にしかならなかったんだ、とアイスランドの国営放送(だっけ?)rúv.isでは不本意のようですが「誰も読めない言葉(Eyjafjallajokull)」 が流行語になるというのはかなり普通じゃない!?

人々は、この山の発音はできなかったけど、自然の力はやっぱりすごかった!と学ぶこととなりました。

ちなみにTimeでは50のカテゴリーで2010年のトップ10を発表してますが、エイヤフィヤトラヨークトルはもちろん「Top 10 Travel Moments(旅時間?)」部門の第1位でした。

2010年4月13日アイスランドの火山の噴火によって11000メートル上空まで火山灰が吹き上がり航空機の飛行経路を直撃、ヨーロッパ各地の主要空港が閉鎖し数千の航空機を欠航させました。火山灰はさらに何日も北・中部ヨーロッパの上空にとどまり、史上最悪の航空網のマヒを招きました。

そう、近年でもっともお金がかかった(一日2億ドル!)火山噴火であったということで歴史を塗り替えました。

今回の投稿でアイスランド便りは100回を迎えましたshine。ありがとうございます。

Iceland_dayori_vol100_top10  この写真のバーナーちょっと意味ちがうけど・・・まあいいや

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アイスランド火山の終息宣言(Iceland Review)

10月末、アイスランド大学の地球科学研究所はついにアイスランドの一連の火山噴火の終息を発表。うっかり見逃してましたfuji。以下Iceland Reviewの記事より

この度の噴火は3月20日、エイヤフィヤトラヨークトルとミールダルス氷河の間にあるフィンボルドハオルス火山*(Fimmvörduháls)の頂上で始まり4月12日に終息、と思いきや続いて14日にエイヤフィヤトラヨークトルの山頂火口で噴火、最後の噴火は6月中旬だった。

Rangarthing_ytra_map_2

エイヤフィヤトラヨークトルでは今も水蒸気があがっていて、最終段階で再び噴火する可能性もあるというが噴火の終息が発表された。このエリアはまだ地熱が高く、溶岩の通ったところは焼けるように熱い。冷えるのに1,2年かかるかもしれない。フィムボルドハオルスではまだ溶岩の割れ目や火口に残り火を見ることができる。

噴火によって起きた洪水は川の堤防に穴をあけ、潟をつくり、大量の火山灰は土石流をおこした。火山の噴出物の総重量は3億から4億トンで、噴火で溶けた氷河の氷は約1億立方メートルになる。

* 被害が殆どないので誰も読もうとしなかった、最初に噴火した山の名前。意味的にはフィンボルド山地、かな。そう言ってみるとエイヤフィヤトラヨークトルもエイヤフィヤトル氷河、となる

火山噴火の被害額
水蒸気噴火によって噴出された微細な火山灰が国際航空網に甚大な被害を及ぼした。多くの空港が閉鎖されほとんどすべての大陸が何らかの形で影響をうけ、航空各社の損失は合計2000億クローナ(180億ドル)に上ると見られる。

さて、アイスランドの火山の噴火によって被害を受けた道路の修復の費用は1億クローナ(88.3万ドル、7400万円)に上る見込み。

エイヤフィヤトラヨークトルのすぐ西を流れる川(Markarfljót)の洪水で分断された環状道路の修復が3000万クローナ(26.5万ドル)、火山の北側に位置する自治体(Rangárthing eystra、ピンクのところ)に四駆走行用の車道補修に交付金を支給するなど、その他の関連する工事に1500万クローナがかかる。

これは初期の試算で、河道や堤防の変化を計算に入れると道路の修復費用は1億クローナ以上がかかると考えられる。

ここでは道路の修復費用のみが記載されているので、火山灰による家畜や農作物、生活への被害等々を含むと相当額の被害だったことでしょう。

Volcano1996 火山噴火の被害と言えば、1996年のバトナ氷河での噴火のときには溶けた氷河による洪水で環状道路の長ーい橋が10キロに渡ってごっそり流されました。厚さ500メートルの氷河が溶けて氷河ダムとなり、いつ、どこへ、どんな規模で流れるかもわからないまま噴火から1ヶ月、突然決壊し3日3晩海に向って流れ出し、広いところは30キロの幅で平野が水浸しに。幸い犠牲者はありませんでしたが、被害は17億円だった(島村英紀著『地震と火山の島国』より)そうです。もっともこの頃のアイスランドクローナのレートは今の倍でした。(写真は1996年の噴火開始数日後の氷河。ついに火口が・・・)

すぐ手が届くところにある、人の力では如何ともしがたい自然の力を前に、アイスランド人にどんなメンタリティーを形成するのか、いつも興味津々なのです。それが彼らをとても魅力的なものにしているような、そしてその底力の源となっているような気がしてなりません。

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アイスランド火山のその後

アイスランドではエイヤフィアトラヨークトル氷河の火山噴火の終焉宣言はまだまだする時期ではないようだ。

6月7日(2010年)には微小噴火があったようで、火口で黒い水しぶき(?)が上がったのが確認されたようだ。

9日には高度3000メートルほどの水蒸気の雲の柱が火山から立ち上っているのがかなり遠くからも確認された。アイスランド気象庁では、火山の火口にはたくさんの水が存在し、下から熱せられることによって発生したとしている。
しかし、この雲には火山灰は含まれず、きれいな白い色をしていて、火山活動が再開する兆候はなく、エイヤフィヤトラヨークトル火山がまた噴火するとは考えられない。

100709webcomIcelandReview掲載のウェブカメラ画像

1821年から1823年まで続いた噴火では長期にわたって噴火が休止した時期があった。噴火が止んだと発表するには3ヶ月の休止期間を見るのが大体の目安である。

今日のエイヤフィヤトラヨークトルはというと・・・

100716webcam

ちなみにたぶんこれ、午前2:00くらいだと思う。そう、忘れていたんだけど、アイスランドは白夜です。

火山灰地帯の農地のその後

エイヤフィヨトル山ふもと、春のエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火の際、広く火山灰が降り注いだアイスランド南部のこの地域にも夏が訪れ、灰色一色だった農地が今は鮮やかな緑に覆われている。

牧草は火山灰層を突き抜けて芽を出し、ぐんぐん生育している。農地は今も機械で掘り起こすと火山灰がでてくるが、牧草は良質な飼料に育つことが期待されていて、牧草に砂が混じれば多少羊の歯が磨り減るかもしれないが、火山灰による汚染は心配していない、とのこと。

しかし、今月初めの風速40メートルもの嵐の日、火山灰が激しく巻き上げられ、樹木の葉がぼろぼろになったとか・・・。火山灰には多くのケイ素(ガラスの成分)が多く含まれているため、こんな日は粉塵マスクにゴーグルに・・・完全武装しないと出歩けないようだ。

晴れればよいけど、嵐は困る、現在のアイスランド南部の状況でした。

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アイスランド火山情報~火山活動はいよいよ終息?経過観察が必要

数日前から火山活動が弱まっていたエイヤフィヤトラヨークトル火山ではあるが、5月23日昼ごろ、噴火活動が停止したことを確認、現在経過観察中。

1821年から1823年の噴火ではいったん終息したものの、しばらくしてからまた火山活動が活発になった経緯がある。まだ火山活動終焉宣言をするには時期尚早。ひとまず25日現在も火山活動は止んだままであるが。

100525webcam1300火山活動が止んだエイヤフィヤトラヨークトル氷河遠景

100521webcam1500          21日の火山の遠景。まだ噴煙がたちのぼる

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アイスランド火山情報~火山灰がヨーロッパ各地の空港に影響

噴火を続けるEyjafjallajökull 氷河は、5月13日には非常に強力は噴火があり、火山灰は高度9キロメートルにも達した。依然勢いが衰えることなく噴火を続けている。

5月17日、Eyjafjallajökull の火山灰の影響で、レイキャビク国内線空港が閉鎖され、国内線に影響を与えた。またアイルランドイギリスオランダも影響を受けている

ヒースロー、ガトウィック空港は夜中に閉鎖し朝には再開するという。しかしイギリスの航空当局は、火山灰が接近している為航行は制限されていると語る。

スコットランドでは一部飛行が禁止され、エジンバラ、アバディーンの空港は閉鎖、北アイルランドのすべての航行は禁止されているが、マンチェスター、リバプール、リーズは夜中に再開した。

昨夜閉鎖されたダブリンの空港は本日も昼まで閉鎖。しかし火山灰雲はアイルランド空域の通過する北大西洋の飛行には支障をきたさない

オランダではアムステルダムのスキポール空港、及びロッテルダムの空港は午前4時に閉鎖、昼までは閉鎖される見込み。

ノルウェーニュースによると、火山灰はノルウェーでもフライトに影響を与えるかもしれない(本日はノルウェーのナショナルデーであるが)。この飛行禁止令がこの国の南部地域に及ぶのは初めて。

連日の火山噴火でアイスランド南部の酪農農家では、羊が小屋に避難して長時間を過ごす為、健康被害が懸念されている。混雑した羊小屋は感染症や腎臓病などの被害が出始めている。(Iceland Review)

20100501eyjafjallajokull そんななかでとても評判になっている噴火のビデオがこちら。空港閉鎖や家畜への被害をよそに美しく噴火し続ける様子を音楽入りでお楽しみください。

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