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2011年7月

次の噴火はカトラかヘクラか、はたまた・・・アイスランドの火山は熱い

アイスランドが熱い?!

7月6日に火山性の震動(?)が感知されて噴火が警戒されたヘクラ(Hekla)山は、7日には沈静化して火急の噴火の危険はなくなった。といっても、周期的に見ればいつ噴火してもおかしくないが。

ほっとしたのもつかの間、8日の夜、今度はミールダルス氷河(Mýrdalsjökull )にあるカトラ(Katla)火山のカルデラの氷河が溶けて大洪水を起こしたもよう。あとでぽっかりと氷河に穴が開いているのが上空から確認されている。

こちらは8日の夜から明け方にかけて(日本時間9日午前5時くらいから昼過ぎくらいまで)地震が観測され、小さな洪水の後に一気に大きな洪水が起こって、環状1号線に架かる128メートルの橋がなぎ倒され流されてしまった。(地図下の×

110715katla_flood

原因はカトラ火山の噴火なのか地熱の上昇なのか調査中だが、どうも噴火ではなかったらしい。しかしながら、カトラ火山の監視を強化するに越したことはないということで、引き続き観察が続いている。カトラ山の噴火は前回は1918年でかなり大きかったらしい。

そうしているうちにこんどは14日、バトナ氷河(Vatnajökull)付近で揺れが観測され、氷河の北西部近隣の湖沼(地図上の×)の水位が70センチ上昇している。マグマが氷底火山で動いている可能性も否めないとのことで現在調査中。このあたりの火山は厚さ300メートルの氷河の下に火口があるので、噴火するとかなりの規模の洪水が起こることが懸念される。

ところで橋をなぎ倒した洪水、住民や観光客は避難して無事だったが、流された道路および橋の被害総額5億クローナ(430万ドル、時価3.1億円)也。アイスランド赤十字では電話1本1500クローナで寄付を受付中。一人当たり1000円の被害。

復旧工事は急ピッチで進められているが、山道の迂回路は4、5時間かかる悪路であるため、現在特殊車両が車や人の搬送にあたっている。

110712car_on_track         トラックで川を渡る車両と、

110712bridge_under_construc 仮設の橋の建設のようす(Molgunbraðiðのビデオより)

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アイスランド、ヘクラ火山は短気な火山。噴火は近い?

ヘクラ(Hekla)火山周辺のセンサーが異常を感知しているとの一報が入ったのが7月6日12時ごろ(日本時間で7月6日21時ごろ)。おニューのセンサーがとてもよく反応しているようです。これが火山の予兆ではないかと世界を騒がせているようです。

Hekla

ヘクラ火山は、昨年噴火して航空網を麻痺させたエイヤフィヤトラヨークトル火山の北に位置し、中世には「地獄の門」と恐れられてきたアイスランドの火山で、ここのところほぼ10年おきに噴火するアイスランドでももっとも活発な火山です。

この火山は通常、噴火の予兆から噴火までが短い火山で、前回の2000年の噴火にはマグマ噴出のほんの1時間半前に地震が観測されています。(1970年のときはたった25分前)もし今回の異常計測が予兆だとすると、これは最も長い前触れであるとのこと。

ヘクラ山では18回の噴火が推測されていますが、いくつかは甚大な被害をもたらした巨大な噴火だったようです。

1510年の噴火は相当強烈で、火山弾が40キロはなれたところまで飛んでいます。1693年の噴火は7ヶ月続き、とてつもない量の火山灰が降り注ぎ火山泥流や津波まで引き起こし、たくさんの家畜や、サケ、マス、ライチョウなど多くの野生動物が犠牲になりました。また細かい火山灰はノルウェーまで到達しています。そして1766年の噴火にいたっては2年にわたって続き、多くの家畜や魚が死に、噴火によって最大50センチの火山弾が15キロ20キロ先まで噴出し、解けた斜面の雪が洪水を引き起こしています。

脅してどうする。

前の噴火からはや11年。いつ噴火してもおかしくありません。噴火するものは噴火するのです。時間と規模の問題ですね。

どうぞ、お手柔らかに。

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