« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »

2011年6月

祝『小笠原諸島』『平泉』世界遺産登録とアイスランドの世界遺産

2011年の小笠原諸島平泉がそれぞれ世界自然遺産、文化遺産に登録、おめでとうございますshine。平泉は東北初の文化遺産、震災復興に向け明るいニュースになりましたね!

42の申請のうち12が登録という狭き門を日本から2つという快挙となりました。「東洋のガラパゴス」と称される小笠原諸島、戦乱に疲れた藤原氏が極楽浄土を夢見て建立したと言う平泉、感慨深いものがあります。

さて、アイスランドには2つの世界遺産があります。シングベトリル(Þingvellir←Þはthと置き換え可国立公園スルツエ(Surtsey=スルトゥル島)です。

Worldhelitage_is

シングベトリルは2004年に世界文化遺産として、登録されました。

Thingvellir_whここは930年に世界初の民主議会アルシンギ(Alþingi)が始まった場所です。この議会は1798年キリスト教教区制度が導入されるまで続きました。
年に1度、アイスランド全土の代表者が集まり、キャンプを張って2週間以上にわたり野外議会が開催され、自由民の間で法律を定め紛争を解決する裁判などがおこなわれていました。
アルシンギはアイスランド国会の名称となっていますがアイスランド国民にとって深い歴史的で象徴的な結びつきがあります。ノルウェー王の圧制を逃れ自由を求めた人々の民主主義による自治への憧れが結実し、今も全員参加の精神の国民会議のルーツになっているのでしょう。

地勢的には地球の割れ目ギャウのそそり立つ岩の壁が天然の音響装置となり、豊かな湧き水と湖が多くの人々の滞在を可能にしていました。この国立公園は現在居住者はありません。保全への取り組みは完璧ですね。

スルツエイは2008年に世界自然遺産として登録。Surtsey1964

アイスランドの南海岸から約32キロ、1963年から1967年に起こった海底火山の噴火によって形成された新たな島です。その誕生以来保護され人間の干渉をうけないスルツエイは新たな土地への生物の住み着き過程の研究に「生きた実験室」としてユニークで長期的な情報を提供しています。

1964年、種子が海流によって運ばれ、カビ、細菌および真菌の出現を発見。さらに1965年には維管束植物(コケ類、菌類を除いた陸上植物)が初めて観察され、それは最初の10 年間で10種までに。 2004年までには60種類を数え、そのほか蘚苔類75種、地衣類71種、菌類24種を数えました。鳥類は89種の飛来が記録され、15種がこの島で繁殖しているの目撃されています。141ヘクタールの島はまた、無脊椎動物335種の住処でもあります。

自然の世界遺産指定で地域的に保全は進むことでしょう。しかし、アイスランドのパフィンやキョクアジサシ(極アジサシ)などの海鳥は、海水温の上昇などが影響をうける食糧の小魚の生態をも守る地球規模の保全が不可欠。

地球がはぐくむ美しく調和した自然の尊さに、人々が目覚めなおすユネスコ世界遺産選定であってほしいものです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)
|

世界からの日本への支援の申し入れ続々と、159の国と地域に(2011年5月26日現在)~海外支援チャリティーコンサート

震災よりはや3ヶ月、長期化する避難所生活や先の見えない原発事故、行く先のない瓦礫の山・・・多くの問題を抱えながらも、被災地の皆さんの忍耐と努力と手を差し伸べる多くの方々の善意とで、少しずつ少しずつ復興に向けて歩んでいる被災地にエールを送るものです。そしてご家族を亡くされた方々が新たな希望を見出して力強く生きてゆかれることを心から願っています。

さて、3月に記事を書いたときには日本に支援を表明した国は134カ国でした。それらは少しずつ増えて、なんと2011年6月11日現在159の国と地域に!

国名を見ればそれだけで胸が熱くなる、こんな国もあんな国も。支援国ひとつひとつに感謝をこめてあらためて発表することにしました。

Nations_supporting_japan110526_2 赤は24時間以内に、黄緑色は4月以降支援の申し入れを表明した国々

外務省によると、5月26日(木曜日)15時00分現在までに支援の申し入れをした国と地域は以下のとおりです。(50音順)。

(アジア)
インド,インドネシア,韓国,カンボジア,シンガポール,スリランカ,タイ, 中国,ネパール,パキスタン,バングラデシュ,東ティモール ,フィリピン,ブータン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,モルディブ,モンゴル,ラオス,台湾,香港,

(大洋州)
オーストラリア,キリバス,サモア,ソロモン,トンガ,ニュージーランド,バヌアツ,パプアニューギニア,パラオ,フィジー,マーシャル,ミクロネシア

(北米)
米国,カナダ,

(中南米)
アルゼンチン,アンティグア・バーブーダ,ウルグアイ,エクアドル,エルサルバドル,ガイアナ,キューバ,グアテマラ,グレナダ,コスタリカ,コロンビア,ジャマイカ,スリナム,セントビンセント及びグレナディーン諸島,セントルシア,チリ,ドミニカ(共),トリニダード・トバゴ,ニカラグア,ハイチ,パナマ,パラグアイ,ブラジル,ベネズエラ,ペルー,ボリビア,ホンジュラス,メキシコ,

(欧州)
アイスランド,アイルランド,アゼルバイジャン,アルバニア,アルメニア,アンドラ,イタリア,ウクライナ,ウズベキスタン,英国,エストニア,オーストリア,オランダ,カザフスタン,キプロス,ギリシャ,キルギス,グルジア,クロアチア,コソボ,スイス,スウェーデン,スペイン,スロバキア,スロベニア,セルビア,タジキスタン,チェコ,デンマーク,ドイツ,トルクメニスタン,ノルウェー,バチカン,ハンガリー,フィンランド,フランス,ブルガリア,ベラルーシ,ベルギー,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ポーランド,ポルトガル,マケドニア,モナコ,モルドバ,モンテネグロ,ラトビア,リトアニア,ルーマニア,ルクセンブルク,ロシア,

(中東)
アフガニスタン,アラブ首長国連邦,イスラエル,イラク,イラン,オマーン,カタール,クウェート,サウジアラビア,トルコ,バーレーン,パレスチナ自治政府,ヨルダン,

(アフリカ)
アルジェリア,ウガンダ,エジプト,エチオピア,エリトリア,ガーナ,ガボン,カメルーン,ガンビア,ケニア,コンゴ(共),ザンビア,ジブチ,ジンバブエ,スーダン,赤道ギニア,セネガル,タンザニア,チャド,チュニジア,トーゴ,ナイジェリア,ナミビア,ニジェール,ボツワナ,マダガスカル,マリ,南アフリカ,モロッコ,ルワンダ,

次々に名乗りを上げるアフリカの国の中には、私が支援に携わっているエチオピアもニジェールも入っていました。本当に胸が熱くなります。

事情がわかるので、それよりも国民の為に使ってください、と言いたいところです。それでも、辛い思いをする世界の兄弟姉妹に手を差し伸べたい、そんな思いから支援を表明してくださったことを私たちはけして忘れてはいけないということです。

そして日本は世界の為に手を差し伸べ続ける使命がある国であることを感じています。

たとえ日本が被災して支援される側になりましたが、世界には日本の支援を頼りにしている人たちがたくさんいます。感謝をこめてさらなる世界貢献を身近なところかしてまいりましょう。

モンゴル・エチオピア支援チャリティーコンサート開催!
だからこんなときでも海外支援のチャリティーをお手伝いしています。110723__4

お近くにお住まいの方、足を運んでいただける方は、世界へ思いをはせてご参加ください。

こどもたちの未来のために!
歌うバイオリン弾むアコーディオン
採れたて音楽市場

演奏:ドゥマルシェ(Deux Marchés)

2011年7月23日(土) 13:30~(13:00開場)

大和市健康保健センター(神奈川県大和市)

入場料:大人2000円、小・中・高校生500円

収益金はモンゴル、エチオピアの子どもたちと震災遺児の教育支援に当てさせていただきます

主催:WFWPモンゴル・エチオピア支援チャリティーコンサート実行委員会

お問い合わせは
wfwpkanagawa4(a)gmail.com
(アドレスの(a)は@に変更して送信してください)

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

パフィンに、キョクアジサシに未来はあるのか~アイスランド営巣地の海鳥の危機2011

パフィンやキョクアジサシ(極アジサシ)の生態に危機が訪れている。

パフィンやキョクアジサシが毎年飛来し大きな営巣地となっている南西アイスランドでは、近年そのえさとなるイカナゴなどの生物圏の変化により、営巣地の雛たちは餓え、繁殖に失敗している。今年は巣作りさえも始まっていない地域もあるという。

アイスランド環境省は海鳥資源の減少を憂慮していよいよ営巣地の土地の所有者たちに採卵や捕獲を制限または中止するようにと訴えている

パフィンの世界最大の営巣地ウェストマン島では、5月半ばを過ぎると巣作りがはじまるというが、まだとの気配はないという。パフィンは繁殖期以外は洋上で生活するが、営巣地に到着しても親鳥が食べられなければ巣作りは始まらない。2011年の営巣時期が振るわなければ7夏連続の失敗になるという。

パフィン営巣地存続の危機ということで、今年からパフィン狩りは禁止されることになった。もし今後2世代にわたって標準以上の個体の繁殖が見られ、その雛たちが2-3才になるころに再開の可能性はあるとのことである。

ウェストマン島では8月始めの夏祭りにパフィンを食べる習慣があるとのこと。寂しい夏をむかえることになるだろうが、鳥たちの未来の為にじっと我慢で過ごして欲しい。

またキョクアジサシの営巣も深刻である。

南西アイスランド、レイキャビク海岸からも見えるスナイフェルスネス半島はキョクアジサシの営巣地の一つだが、6月に入ってここもまだ巣作りがみられないという。

北アイスランドでも南部ほどではないが食料のイカナゴの減少はやはり厳しく、追い討ちをかけるように、今年は5月にはいってからの突然の寒波で営巣が中断され多くの海鳥が巣を放棄しているという。

キョクアジサシは世界の20-30%がアイスランドで繁殖するというから絶滅の危機ともいえる深刻な状況である。

Island_birds          キョクアジサシ、パフィンの最大の営巣地がある

食糧のイカナゴの減少には海水温の上昇や藻の繁殖による海中の酸素の減少などが要因になっているのではないかといわれている。これも地球の温暖化によるものだろう。

おいしいキョクアジサシの卵を啜るのもパフィンの肉を食べるのもアイスランドの文化。ちょっとまて、というしかないが、わずか30万人の排出するCO2が鳥たちを餓えさせるほどに地球環境に影響を与えたとは容易に考えられない。

今年の電力不足は確かに心配だが、パフィンやキョクアジサシの為にも冷房の設定温度を上げてみる。人は困らないと贅沢が止められない、困った生き物だ。

愛するキョクアジサシよ、パフィンよ、ごめんね。

以前のキョクアジサシの記事はこちら、パフィンの記事はこちらこちらから

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »