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アイスランドの新たな火山(Grímsvötn)噴火始まる

アイスランドの火山がまたもや噴火!
こんどは Grímsvötn (グリームスボトン)というバトナ氷河の火山です。(読み易くてよかった~)

2011年5月21日土曜日の17:30(現地時間)に噴火が始まり、21:00ごろには頂上の氷河を突き抜けて火山灰が高度20キロメートルに達し、アイスランドの空に広がっていきました。

110522grimsvotn_eruption

今回の噴火はここ100年でもっとも大きな噴火となったようで、昨年のEyjafjallajökull(エイヤフィヤトラヨークトル)の噴火よりもマグマの量も火山灰の量も多く、アイスランドのいたるところに飛び散っています。

翌朝7:00には地元のキルキュバイヤルクロイストゥル(Kirkjubæjarklaustur)が視界ゼロ、真っ暗になり(この時期のアイスランドはとっても明るいはずなのです)14:00くらいまで出歩けなかったとか。

その噴煙は遠くフーサビクでも観察できたとのこと。アクレイリにも灰は到達し、レイキャビクには20:00ごろに観測されたとのことです。

この影響で22日はケプラビーク国際空港の閉鎖が決まりました。

この火山は60年から80年周期で活発に活動する期間と、あまり活発でない期間(閑静期)とを繰り返しています。この閑静期では1998年、2004年のように小規模な噴火を周期的に起こすが、3回から4回に一度は今回のような大きな噴火をするといいます。想定内とはいうものの、さすがに今回の火山灰の高さには驚いているようです。

火山灰は21日には高度20キロまで吹き上げられましたが、22日朝には15キロメートルになり、夕方にはすでに前回の噴火と同レベルの10から11キロメートルまで下がっています。火山灰の飛散は何日も続かないだろうと予想されますが、そこは自然のなせる業。

(追記)ただし今回の噴火の火山灰は昨年のエイヤフィヤトラヨークトルのものよりも重いので、昨年のように高く舞い上がって問題をおこすものではないだろうということです。

110522grimsvotn_eruption2      高々と吹き上げられ四散する火山灰

220522darkness1      火山灰であたりは真っ暗闇に

220522darkness2      家畜の上にも火山灰は降り積もり

220522darkness3_2 牧場は家畜の屋内退避を急ぐ(Iceland Review掲載ビデオはこちら

火山灰には汚染物質などは含まれていませんが、部屋の窓やドアはしっかり締め切ることが勧められています。それでも火山灰は入り込んでくると言うので、厄介なものです。

ちなみに、この火山は昨年の噴火とは独立した活動をしていて、もちろん多くの方が恐れるカトラ山の噴火とも連動してはいませんのでご安心を。

あらためてアイスランドのみなさん、お見舞い申し上げます。

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