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アイスランドに夏が来た~Harpa(ハルパ)レイキャビクコンサートホール&国際会議場オープン! 

Harpa 2011年5月4日、レイキャビクの港に待望のコンサートホール(*)がオープン、アイスランド交響楽団の杮落としの公演に1800名の大ホールEldborg(=火の都市)は完成を祝う観衆でいっぱいになりました。shine

建設が始まったのは2007年1月12日。嗚呼、輝かしいバブリーなアイスランドの黄金時代よ!斬新なデザインのコンサートホールと国際会議場に周辺にホテルやショッピングモールなどを配し、海外からの利用を見込んだ複合施設としてアイスランドの夢を乗せ、2009年完成を目指して建設が進められていました。(この複合施設には破綻したランズバンキの本社が入る予定でしたthink

1reykjavikhall             2007年に公表されていた完成予想図

しかし金融危機で失速、一時は建設を継続するか断念するか揺れました。結局計画縮小で進められ、現在のホールの完成を見ました。

ホールの名称「Harpa(ぱるぱ)」は市民から公募され、応募総数4166の中の55人が推薦した名前。最終選考はもっとも応募数が多かった名前のトップ5の中から当時(2009年12月)の教育文化大臣Katrín Jakobsdóttirとレイキャビク市長Hanna Birna Kristjánsdóttirが決定。お二人とも女性だったんですね。

Harpa(はるぱ)アイスランドでは女の子の名前であり、妖精の代表的名前で(日本で犬といえばポチ、猫と言えばタマと同じかな・・・)アイスランド語で楽器のハープのことですが、なによりもアイスランドの古い暦で最初の夏の月の名前でもあります。このハルパの響きがアイスランドの希望を映したのかもしれませんねぇ。

ところでアイスランドは暦の上ではもう夏!

夏の月「Harpa」の最初の日は「夏の最初の日」としてアイスランドの祝日になっています。夏の最初の日は古いアイスランドの暦では4月の19日から25日の間の木曜日に祝うことになっていて、今年2011年はちょうどイースターの金曜日と同じ4月21日でした。

文化的に(?)夏と冬しかないアイスランドではどれほどこの日がうれしいでしょうか。といっても「春は名のみの」よろしく、けっこう寒くて、言い伝えではこの「夏の最初の日」の前夜に氷が張る(夏と冬が「一緒に凍る」)とよい夏が来ると言われます。

おめでたい日ですから、プレゼントを交換したりご馳走を食べたり、愛を告白したり、集まってサガを読み合わせたり。かつてはクリスマスイブよりも派手にお祝いしたようで、18世紀に支配していたデンマーク当局から禁止されるまで、この異教の祝日にミサまで行っていたようです。もともとキリスト教の裏でこっそり(堂々と?)古い信仰を守ってきた異教のアイスランド(言っちゃった!)、この夏の訪れに対する思い入れは篤いですね。

改めまして、Gleiðilegt sumar!(ぐいでぃれぐと ーまる=夏の最初の日の挨拶)

*ホールの正式名称はHarpa Reykjavík Concert Hall and Conference Centre (アイスランド語ではHarpa Tónlistar- og ráðstefnuhúsið í Reykjavík) アイスランド交響楽団とアイスランド歌劇団のホームとなります。

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