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2011年3月

アイスランド政府、赤十字社が東日本大震災に義援金

2011年3月18日、アイスランド外務大臣は閣議で日本支援の意向を伝え、アイスランド政府は日本には1000万クローナ(8.7万USD、約700万円)を支援することになります。これについては日本政府からの要請でアイスランドの赤十字社を通して日本赤十字社に寄付されます。(Iceland Review)

また、アイスランド赤十字社では、「Sýnum Japan samstöðu (日本に連帯を示そう)」というスローガンで電話一本で1500クローナ(約1050円)を寄付するキャンペーンをやっています。すでに300万クローナ(約210万円)くらい集まったと、18日のアイスランド赤十字社ウェブサイトで伝えています。

110318redcrossis    アイスランド赤十字社ウェブサイトのバーナー

その思いがうれしいconfident。「がんばれ日本!」の思いが伝わります。

アイスランド語で「がんばれ」は áframゥフム)」。直訳すると「先に(行く)」とか「前に」という意味。少しずつでもいい、前に向かって歩いていけば必ず道が見えてくる。

ちなみにアイスランドは同時に1200万クローナをリビアの国際緊急救助のために支援することを決めています。自国のアイデンティティーは経済破綻国であるよりも、世界に貢献する国でありたいと願う気高さに改めて感動します。

Áfram japan, áfram ísland!

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Icesave再び国民投票へ~悩み多きアイスランド

Icesave_logo 昨年アイスランドのIcesave問題の解決が大統領の拒否権によって国民投票に委ねられ、「アイスランドは借金を踏み倒すつもりだ」という世界的なゴシップにまで及んだ国民投票による「No」。

頭の痛い話だが、2011年2月16日に議会で可決した新しいIcesave法案に対し、再び大統領は承認を拒否したのだ。つまり再び国民投票に委ねられることになる。今のところ国民投票の日程は4月20日ごろだろうと言われる。

このブログをアイスランドの情報の妥当なソースだと思ってアクセスしてくれている人もいるので、正確な情報でなければ申し訳ないと思うので、この手の厄介な問題は見なかったことにしていたのですが・・・。

この新しいIcesave案は昨年国民投票で否決された法案からはかなりアイスランドに有利に改善されている。概要は次のとおり。

利子が5.5%から3.2%に下がったことで国が負担する総額がISK 1620億(USD14億)からISK500億(USD4.34億)に下がったこと。破産したランズバンキの資産が明らかになり、残りをカバーできるものと予想される。このことで返済は最短で2016年まで、最大30年で返済可能になる。

新しいIcesave合意が発効すれば最初の利子は260億ISK(2.26億USD)は来年までに支払われる。200億ISKは預金者および投資家保証基金から60億ISKは国庫から支出されることになる。

欧州自由貿易地域監視局(ESA, the EFTA Surveillance Authority)はアイスランド国家に対してIcesaveについて訴追している。もし新しい合意がアイスランドで承認されなければ、欧州自由貿易地域法廷で争われることになる。

相変わらず私には分からないことだらけだけれど、一つ分かったのは、とにかくIcesave案に合意しなければ国際法廷でアイスランドがお裁きを受けるし、それにはいやでも従わなければならないということ。

余談だが、アイスランドの憲法改正に向けて新憲法を草案する国民議会を昨年選挙で選出するという画期的な試みを行ったのだが、それが違憲だからやりなおせ~(あんなにお金をかけて選挙をやったのになんたること!)という厄介な問題も浮上していた。しかしこのIcesave問題再燃でふっとんでるみたい。

Já, já. (読み:ややお 意味:やれやれ。「おやお」と語頭が強くなると「そうなの~」とか「なるほど」。イントネーションで変わる

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アイスランド国民は日本の皆さんとともに

アイスランド首相ヨーハンナ・シグルザルドッテルは11日、現在東北地方に壊滅的な被害を与えている震災による犠牲者に、アイスランド政府と国民を代表して、菅直人首相に深い哀悼の意を伝えました。

書簡の中で首相は「アイスランド国民の思いは日本と人たちとともにあります」と伝えています。

アイスランドでも数千数万という人が震災と津波によってなくなられたことが報じられています。また大統領も先週末天皇陛下に対して哀悼の意を表しています。

90の国と地域から支援の申し入れがあったと言われますが、アイスランドは真っ先に申し入れた国の一つです。しかし、日本政府はアイスランド赤十字にも捜索救助隊にも支援要請をしていないため、ICE-SARアイスランド救急救助隊は震災直後に監視レベルから出動準備レベルに体制を引き上げたものの、今は監視レベルに引き下げられています。

110311stand_by_for_japan      日本への捜索救命に準備するICE-SARの隊員たち(2011.3.11)

国連は「日本はこれまで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する」とコメントしています。また米軍による救援作戦「Operation Tomodachi(トモダチ作戦)」のネーミングもうれしい。

世界中が日本のことを心配している、日本のために祈っている。こんなとき、神様仏様に祈ってくださる方々の祈りはより効き目があるような気がするのは私だけだろうか。

がんばれ東北、がんばれ日本。

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アイスランド国際危機対応隊、日本の大地震救援要請に応答体制

2時46分発生した地震。我が家も22時近くまで停電が続き、駅の公衆電話まで会社に足止めされている主人や親戚に連絡をとりにいきました。ハイチは、ニュージーランドは、阪神淡路大震災のときは、みんなもっともっと不安だったのだろう、と思い巡らす時間をすごしました。ようやくテレビをつけるとだんだんと被害が明らかになってきています。

Icesar_logo アイスランドではどこよりも早くハイチに駆けつけたICE-SARの国際捜索救助隊(国際危機対応ユニット)が朝8:05、日本時間16:05に救援要請に備え監視体制に入ったとのニュースがIceland Reviewに掲載されていました。

世界的レベルで48の国際危機対応ユニットが要請に応える用意があるとのこと。

ICE-SARは出動要請が発令されれば4時間以内に準備をして15時間で急行するといいます。

日本アイスランド協会では150万円以上の火山噴火災害義捐金が集まり、アイスランド大使館経由でこのICE-SARの火山周辺の部隊に送られています。ここでつながるとは思わなかったけど、世界は一つだと、改めて感じます。

まだまだ余震が続いています。被災地の皆さんの安全をお祈りしています。110312earthquake_kesennuma  津波の後、気仙沼市で起きた火災。がんばれ・・・

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