アイスランドは遠く離れて思うもの~モンゴル便り
気がつくと、最後にブログを書いてからかれこれ1ヶ月になる。
別に忘れていたわけではないけれど、心アイスランドになかった。13日まではボスニア・ヘルツェゴビナの地雷に苦しむ子供たちの為のチャリティーに奔走していた。
先週の今日はモンゴルで馬に乗っていた。ツーリストキャンプの夜は満天の星が目に沁みた。
遊んでいたわけではない、あるNGOが支援するウランバートル市内にある幼稚園の視察と学資支援している里子に会いに行って来た。
アイスランドに住むモンゴル人が、アイスランドはモンゴルに似ていると言ったという。モンゴルの風景はアイスランドに似ている、と感じたのは間違いではなかった。
どこまでも何もない荒野。山のいただきまで木が生えていない緑の丘、岩肌の丘。黙々と草を食む馬や牛や羊の群れ。風が渡り、雲の影が丘の斜面に沿って上って下って流れて行く。
食生活も似ている。これは市場の精肉コーナー。グロい顔が並んでいる。アイスランドもソーラブロイトにはこんなのが冷凍庫にならんでいるでしょ。内臓のありとあらゆる部位が並んでいた。もっとも遊牧民だからさらに豪快だけど・・・。
支援している幼稚園のソーイング教室で学ぶお母さんたちの仕立てた民族服で子どもたちがファッションショーをするという。カメラを向けると、一生懸命カメラ目線。モンゴルのこどもは屈託ない。
こちらは卒業発表前の子どもたち。教室に潜入してカメラを向けると、お願いしたのではないけれど、ちゃんとカメラの前に寄ってきてくれた。
この地区はウランバートル一貧しい地区で900人の就学前の教育を受けられない子供たちがいるという。幼稚園に通って読み書き算数、ダンスや歌をマスターしないと小学校に行くチャンスがあってもついていけなくて落伍するという。本来6年通う幼稚園を1年に圧縮して勉強させるこの幼稚園、支援を受けてここで勉強できる子どもたちは幸せかもしれない。
子どもは国の未来、国の宝。学ぶチャンスを与えられて喜ぶ子供たちにたくさんのことを学ばされる。
さて、6月17日はアイスランドの独立記念日、ナショナルデー。今年はモンゴルで過ごしてしまったが、次回はこの話題から、アイスランドに戻りましょう。
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コメント
お帰り~
いただいたメールの結びには、「空港に向かっている」とだけあって、「いったいどこへ?」という私の質問に対する回答は、しばらくお預けにされてましたね(笑)
でも、楽しいお土産話を聞かせてもらった上に、素敵な写真を見せていただけて良かったわ
子供たちの笑顔
は世界の宝です。
これからも、世界中の子供たちのために、頑張ってくださいませ。微力ながら、何かあればお手伝させてくださいね
投稿: Holy | 2010年6月28日 (月) 12時59分
どーもー
。そういえば誰かがどこへ行くんだ~と訊いてたっけな~と思い出したのは再び成田へ戻ってきたときでした
過密スケジュールを越えて、草原と満天の星と子どもたちの笑顔に癒されました。お言葉に甘えてそのうちまたお願いしちゃいますね
投稿: ふれいあ | 2010年6月29日 (火) 00時44分