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Icesave法案、アイスランド国民「満場一致」で否決される模様(Iceland Reveiw)

Icesave問題をめぐるアイスランドの国民投票は、98%近い人たちの「No」で決着がつく見込み。といっても、否決されることは投票を行うまでもなく結果はわかっていた。

当日のIceland Reveiwにとても明確なアイスランドの立場が書かれていたので、それを引用したい。

だれも問題にしないのだが、そもそもランズバンキ銀行がイギリスやオランダで開設したIcesave口座は非常にアブナイ口座だった。イギリス財務当局がランズバンキ銀行に、イギリスで支社を出して預金者を引き受け、当地の預金者補償基金で預金者を守るように再三プッシュしていたが、聞く耳を持たなかった。(オランダについてはもっと悲惨な事実が書いてあったが、私にはよく理解できない。)

アイスランドの3大銀行が倒産し、預金者補償基金が払いだせるのは請求者の1%にも満たなかった。さらに、預金者の最低補償金というのは合計するとアイスランドGNPの60%ちかくになりる。イギリスは当初、アイスランドの代わりに預金者救済に払い出した全金額に5.55%の利子をかけて返済を要求したが、その利子だけでアイスランドの毎年の社会保険サービスの3分の1になり、30%の家庭が経済的困難に直面することになり、アイスラドは3年間に渡り(修正)25%の歳出のカットを迫られる。

大きな国にとっては53億ドル(約4800億円)はたいした金額ではない。しかしたった30万人の小国にとっては、一人当たりの借金が6万ドル(550万)相当になる。

ほとんどのアイスランド国民はIcesave問題が解決することを望んでいるし、最低限の補償は返済されなければならないと思っているが、ただフェアに扱って欲しいと願っている。その「フェアである」とは、支払い能力のない破産国家が支払いができるような条件であること、である。とコメントは結ばれている。

アイスランドが懸命にIcesave問題の解決をしたかったのは、アイスランドの国際的信用を保ち、IMFをはじめとする各国からの支援を得て早く金融危機の淵から国を立ち直らせたいと願ったからだ。EU加盟を急いで進めようとしているのもそのためだ。首相も財務大臣もそこで苦悩する人となったのであって、けしてアイスランドの「敵」の味方になりたかったわけではない。

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