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アイスランドの「真冬のごちそう」シーズン到来

アイスランドの古いカレンダーのÞorri(Thorriソッリ)という月は1月19日から26日の金曜日から始まります。これは昔の王様(冬の王様といわれ、雪を降らせるために供え物をしたと、アイスランド人の友人は言っていたが、ほんとかなぁ)にちなんだ名前で、この時期にはソッリのごちそうパーティーÞorrablót ソーラブロウト)がレストランや家庭で催され、伝統的な食べ物が振舞われます。

Thorri1_2 主なものは、ラム肉の燻製(Hangikjötハンギキョット)熟成サメ肉(Hákarlハウカッ)干し魚(Harðfiskurハルズフィスクル)ブラッドソーセージ(blódmörブロウドムル)レバーソーセージ(lifrapylsaリブラピルサ)羊の頭ゼリー(sviðasultaスヴィザスルタ)羊の茹で頭(sviðスヴィズ)羊の睾丸の乳清漬け(Hrútspungarフルーツスプンガル)をはじめとする様々な酢漬け肉、などなど。これに伝統のライ麦パンケーキ(flatkakaフラートゥカーカ)を添え、アイスランドウォッカ(Brennivínブレッニヴィーン)で飲み下す・・・。

聞いただけで、いかにアイスランドを愛しているかの踏み絵(thunder)になるようなごちそうshineです。でも当のアイスランド人でさえも、あれはちょっと・・・と本音がぽろり。愛着の裏返しなのかもしれませんねcoldsweats01

これらの料理の多くはもともと、秋に羊の食肉処理(解体)を行うときに、羊のどんな部位も無駄にしないで食すという、とってもエコロジーな動機から生み出された畜産加工品なのです。

時期になるとスーパーマーケットでは食材が売られ、冷凍コーナーに並んでいた安らかに眠るような羊の顔(羊の茹で頭)が忘れられません。私は残念ながらソーラブロウトは体験したことがありませんがいくつかの伝統料理を味わったことがあります。ブラッドソーセージ(血のソーセージ)はちょっとグロでしたが、羊の頭ゼリー(脳みそや肉の乳清漬けゼラチン寄せ)は悪くなかったですよ。ハンギキョット(燻製ラム肉)のスライスはバターを塗ったライ麦パンケーキと絶妙なコンビネーションであの臭さが忘れられませんshine

このThorriの月が始まる日は「夫の日bóndadagur(もともと農民の日の意)」で、今年は1月22日。この日は夫やボーイフレンドが妻やガールフレンドに大切してもらえる日。奥さんが朝ごはんをご主人の枕元まで持っていくサービスをしたりします。奥さんやガールフレンドは何かに花を添えてプレゼントするので、花屋の売り上げが50%アップするそうです。

古いカレンダーの翌月(Góa)の始まり(2月18日から25日の日曜日、今年は2月21日)は「女性の日konudagur」。妻またはガールフレンドに大きな花束を贈ろうとする男性たちのおかげで、花屋はさらに倍の売上があるそうです。これらは日本のバレンタインデー同様、花屋さんが震源地の新しい習慣のようですが。でも、相方を大切にする日、というのは微笑ましいですね。今度はご主人が奥さんの枕元に朝食を運び、「ハニー、朝ごはんだよ」とささやく・・・悪くないねぇ。

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