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大統領が信じたアイスランド国民

いよいよ国民投票が準備されようとしています。

BBCの辛口インタビュアーが大統領にインタビューした番組がこちらから見ることができます。(私がすべてを理解できたわけではないのですが・・・)

これまでのアイスランドの歩みを振り返るビデオから、いろいろわかって面白かった。

アイスランドの経済を漁業から金融にスイッチしたのは前の前の首相のダビッド・オッドソン(金融危機の時にアイスランド中央銀行(日銀みたいなところ)の総裁、現在アイスランド最大の新聞社Morgunbraðiðの編集長?社長?)であったこと、Icesave口座には5.25%の利息がついたこと、破綻したときには1400億ポンド、アイスランドのGDPの10倍に相当する負債を抱えたこと、イギリスから法外のお金を持ち出したカドでアイスランドはテロリスト国家呼ばわりされたことなどなど。

とても心に残ったことがあります。インタビュアーは「国民を信じることができるのか」と大統領に質問していた。なるほど、国民を信じなければ国民投票を行うことができない。信じられる国民であるかどうかが国民投票を行う判断材料になるというのが、元祖立憲国家のイギリスの考え方のようですね。

大統領はいいました。「イギリスの最高権力は議会だが、アイスランドは国民である」だから国民に問うのだと。

昨夜発表された最新の世論調査の結果では、53%がIcesave法案を支持しています。つまり、議会が可決したIcesave法案の成立を支持するという。これは以前になされた世論調査が70%の国民がIcesave法案に反対、という結果と反対の結果がでたということになりました。

アイスランド国民がもし国民投票でIcesave法案にYesを表明し、一銀行が隣国に対して負った負債に対してアイスランド国民としての責任を果たすことを選択したら、世界の人々はアイスランドをどんなふうに見るようになるでしょうか。アイスランド人の最高の価値観「高潔」「誠実」「正直」にのっとって、ふさわしい判断をして欲しいものです。

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嵐の中でただ黙々と平安に草を食む牛や羊たちに、なぜかアイスランド人の姿が重なり不思議な感動を覚えたものでした。

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