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アイスランドはIcesave返済を保証する責任はない?!

1月8日権威あるファイナンシャル・タイムスで、「アイスランドは全額返済しなければならないという明確な法的義務はない」とイギリスとオランダとのIcesave合意についてケンブリッジ大学教授、ローターパクト国際法研究所のミッシェル・ワイベルMichael Waibel博士は書いている。

イギリスは法廷で重大な障害に突き当たるであろう。勝訴する確率は60%未満。しかもそこで手にするのはこの和解で得る以上のものにはならないだろう。」ワイベル博士は論じ、イギリスとオランダが「IMFやその他のところで政治的力を使って最大に有利な方向に持っていこうとするよりは、妥協のための誠実な意欲を見せ始めることをおすすめする。」

Icesave法案の成立には、法的にOKなのか、イギリスやオランダに対して訴えることもできるのではないか、など、確認を行う作業をしていた、はずでしたが、ここにきていろんな法律に関する情報がでてきて、いったいなあに?という思いになります。

マスコミは一面しか光を当てないことがあるので完全に信用できませんが、いろんな意見が面白かったので、IcelandReviewの記事を載せました。

アイスランドの特別検察官のコンサルタントとして働いているノルウエーフランス治安判事のエバ・ジョリーはオランダの新聞で、「オランダとイギリスはアイスランド人に対して傲慢。アイスランドがIcesaveで要求されている金額を払えっこないことは明確。」と述べている。 Icesave法がよりどころとしている欧州方針の執筆者と会談し、その方針は国全体の銀行の破綻に対して適用することを意図していない。と彼女に表明している。

「すべての銀行機能が破綻したとき、預金・投資家補償基金は適用されず、他の資金を見つけなければならない」。と法学教授Stefán Már Stefánssonと最高裁判所の弁護士Lárus Blöndalはフランスの銀行取引委員会の報告に基づいて調査し語っている。

さらにジョリーは、法律には私的銀行(ここではLandsbanki銀行の)の預金を保証する義務について国の保証をつけなけばならないということはどこにも書いていない。だからアイスランド当局は国際調停を立ち上げ、EUの協力を得てアイスランド論争を解決することを提案している。この問題はアイスランドの問題ではなく、ヨーロッパの問題でもあるからである。

オーラブル大統領は、この12月30日のIcesave法案が国民投票で否決された場合、前回可決し承認されたイギリスとオランダからの借り入れに対する国家保証に関する法案が発効するという考えである。

しかし、それもイギリスとオランダが承認しなければ発効しないという。

前回可決した法案とは、8月28日に議会で可決されたもので、一定の基準と前提条件に従って国家が保証をする、というもので、アイスランドが国際的義務を果たしながら、債務の持続可能性を確保する一方で、アイスランドが金融システムと経済を回復できるようにすることを目的としていたもの。これはイギリスとオランダに拒否され、今回の法案改訂になりました。

政治と経済ってほんとうに人為的な駆け引きなんですね。そしてマスコミも。第4の権力と言われますが、情勢を見計らって必要なインタビューをしたり、前にためていた記事をのせたり・・・罪を作っているか正義の味方か、神のみぞ知る・・・。そう悟らされる記事でした。

Icesave_home_2
Icesaveのホームページ・・・

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