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13人のサンタクロース(後編)そしてGleiðileg jól 

サンタ(ヨーラスベイナル)を待つアイスランドの子供たちは、プレゼントを入れる靴を夜窓辺において寝ます。いい子にしているとサンタからプレゼントがもらえます。そうでないとサンタはプレゼントのかわりにじゃがいもを靴の中に置いていきます。

さて、今日で13人のサンタクロースは勢ぞろい。以下12月19日以降やってくるサンタを解説します。

8日目 Skyrgámurすきーるがおむる(スキールだいすき)

Photo_8 スキール大好きはスキール(skyr アイスランド独特のヨーグルトのようなチーズ)やヨーグルトやら牛乳やらの乳製品をたいていおなかが破裂する直前までたらふく食べるので、しょっちゅう腹痛を起こしています。

9日目 Bjúgnakrækirびゅーぐなくらいきる(ソーセージさらい) 

Photo_9 ソーセージさらいは巧妙ですばしっこい。かつては台所のすすと煙まみれの梁に座ってソーセージを盗んでいたものでした。

10日目 Gluggagægir ぐるっががいぎる(まどのぞき) 

Photo_10 窓のぞきは13人衆の中で一番さわがしい。街に年中忍び込んでは窓から覗き込んでいて、いいものがあると後でしのびこんで手に入れようとします。

11日目 Gáttaþefur がおったせーぶる(ドアからくんくん)

Photo_12  ドアからくんくんは、大きくておかしな鼻を持ち、ありとあらゆるにおいをかぎつけ、風邪を引いたことがありません。山のむこうからクリスマスのリーフブレッド(laufabrauð)のにおいをかぎつけて、煙のようにふわふわと、においをおいかけてやってきます。

12日目 Ketkrókur けとろうくる(肉釣り)(読み方修正)

Photo_13 肉釣りは煙突から鉤の手を下ろして、梁にかけてある羊肉を引っ掛けて吊り上げることに長けています。

13日目 Kertasníkirけるたすにーきる(ろうそくちょうだい)

Photo_15 クリスマスイブにやって来る、ろうそくちょうだいは、にこにこ顔のハッピーな輩で、キャンドルが大好きで子供たちの後をついていきます。ろうそくを持って家の周りを歩き回り、たべちゃおうか、ちらつく灯りを眺めていようか、いつまでも決めかねています。子供たちには人気があって、プレゼントを入れてもらう靴に、サンタのためにろうそくを入れておく子どももいます。

番外編 

Photo_17  これは13人衆の母親のグリッラ。素行が悪いと鍋で煮てたべちゃうぞ、と息子たちを脅します。Photo_20

クリスマスねこ  
13人のサンタ一家が飼っているネコで、なにか一つでもクリスマスに新しい服を身に着けないと、食べにくる、という怖ーいねこ。なにか新調できるくらい一生懸命働かないとだめよ、という戒めだったのかもしれません。

ヨーラスベイナルたちは明日から一人ずつ山へ帰っていって、1月6日に最後のが帰るとと、クリスマスは終わりです。

23日はクリスマスの前日ということで、街はどこも最後のプレゼントを買う人で賑わいます。ロイガベーグルのメインストリートでは、今年の23日は平和の行進で3000人くらいが通りの端からダウンタウンまで歩くということです。にぎやかだったでしょうね。

普段は6時で閉まるメインストリートもかつて23日は夜11時くらいまでお店をやっていて、あちこちに聖歌隊やブラスバンドがクリスマスキャロルを演奏していました。通り沿いにはなぜか3軒もランジェリーショップがあって、この日は買い物客でいっぱい。よく見ると男性客ばっかりだったのに、すごく驚いたことが忘れられません。

アイスランド語で「メリークリスマス」はGleiðleg jól。発音はなんとなく「れいりえりよぅ(太字は強拍)」。日本で年末に人と別れるときに「良いお年を」というのと同じように、クリスマス前はさよなら代わりに、この言葉をかけあいます。

それではみなさま、れいりえりょう
Gleidilegjol_3

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