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パフィン ~みんなに愛されるアイスランドの鳥~

鮮やかなくちばしの色彩と哀愁を帯びた表情から「海のピエロ」とも呼ばれて親しまれているパフィン。アイスランドのお土産屋さんではぬいぐるみやマグネットにもなっています。Photo

動物界脊索動物門鳥綱チドリ目ウミスズメ科ツノメドリ属に属し、正式な英名はAtlantic puffin、和名をニシツノメドリといい、アイスランド語でlundi、学名はFratercula arctica。属名のFraterculaはラテン語で「小さな修道士」を指すfraterculusに由来し、あの姿が黒衣の修道士を連想させることに由来しているそうです。

アイスランドの南西に位置するウェストマン島は毎年70万カップルが飛来する世界最大のパフィンの営巣地になっていて、とくにこの地域では夏のフェスティバルにはかかせない食用として大切な資源なのです。

そのパフィンが近年激減しています。国際自然保護連合(IUCN)(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)の定義によれば、10年間に20%の生態の減少が見られると、絶滅が危ぶまれるというのですが、アイスランドではここ4年間で25%の減少が確認されているのです(IcelandReviewによる)。飛来の遅れと、えさのイカナゴの減少によるとも言われていますが、深刻ですね。

パフィンは、つがいになると一生同じカップルで過ごし、営巣の時期になると何万もの大軍の中から自分のパートナーを探して、また一緒に新しい生命を育んでいきます。なんだかいとおしいですね。

へイマ島という島では、巣立ちのころになると、雛たちはいっせいに海に向って巣立っていきます。しかし、夜に巣立つ雛たちの中には、街の灯りを月の光と間違って街にまよいこんでしまうことがあるそうです。そこは自動車の往来や、犬や猫の危険がいっぱい。毎年その時期になると約2週間、毎晩毎晩遅くまで町をパトロールし、パフィンの雛を捕獲して、次の日に海岸で離してあげる「パフィンのひな救出作戦」が行われます。それは伝統的に子どもたちの重要な任務となっています。("Nights of the Puffling" (Brice Mcmillan著)より)

Puffinbook_2

パフィンにはいつまでも元気で、とぼけた顔してアイスランドの海岸を飛んでいて欲しいものです。

パフィン・オカリナ作成の恩恵による、パフィン調査レポートでした。

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